19762026

暗号資産の歴史は
年表ではない

各章はひとつの賭けを扱う。世界がどうであったか、誰が何に賭けたか、どう賭けたか、どう決着したか —— そして負けた側。

13
ショット
164
エンティティ
42
関係
25

一本の線であったことはない

五本の線が「何が起きたか」を記録する。六本目が記録するのは「当時人々が何を信じていたか」—— その乖離こそが歴史である。

Protocol · プロトコルMoney · 通貨Application · アプリケーションMarket · 市場Regulation · 規制Belief · 当時信じられていたこと

どの章もサイクルのどこかで起きている

物語とサイクルは別のものではない。インフラは誰も見ていないときに築かれ、バブルは全員が見ているときに弾ける。

$1K$10K$100K取引所の建値なし2013-11 · 広く知られた最初のサイクル · $1,1202014-02 · Mt.Gox 破綻 · $5522015-08 · イーサリアム・メインネット稼働 · $2302017-12 · トークン発行ブームの頂点 · $13,8802018-12 · 冬の時代 · $3,6932020-09 · DeFi サマー · $10,7782021-11 · サイクルの高値 · $56,9742022-11 · 連鎖崩壊 · $17,1702024-01 · 現物 ETF 承認 · $42,55820082013201720212026

BTC 月末終値 · 対数軸 · データ提供 Bitstamp、Binance BTCUSDT と 109 か月分を相互検証(最大乖離 1.8%) · 2026-08-27 時点

月末終値を基準としているため、図中のピークはその年のザラ場高値より低い —— 2017 年は $13,880 であり、よく引かれる 19,800 ではない。

倒れた順序は偶然ではない

2022 年の連鎖は七つの独立した出来事ではなく、与信エクスポージャーを伝わった一本の経路だった。順序はエクスポージャーの大きさが決めた。

  1. Terra

    巻き添えにする Three Arrows Capital · Terra へのエクスポージャーがこのファンドを債務超過にした。2022 年の連鎖の最初の環である。

  2. Three Arrows Capital

    依存する Celsius · このファンドに対する与信エクスポージャーを持っていた。エクスポージャーの大きさが機能停止の順序を決めた。

  3. Voyager

    可能にする FTX · 連鎖の中盤で、すでに困窮していた機関に資金を供給した。

  4. FTX

    依存する Alameda Research · 両者のあいだの資金的なつながりは長く存在していたが、公には見えていなかった。第 7B 章の「隠れた線」が指すのはこれである。

  1. 1976–2008ビットコイン以前デジタルマネーはいかにして可能になったか7.3m
  2. 2008–2011ビットコインの誕生デジタルの希少性8.0m
  3. 2013–2016プログラム可能な貨幣ブロックチェーンは通貨だけではない7.3m
  4. 2017トークン経済誰もが通貨を発行できる8.0m
  5. 2018–2019クリプトの冬投機は死に、インフラは生き残る7.3m
  6. 2020 · 2022DeFi サマー金融がソフトウェアになる8.0m
  7. 2020マネーレゴプロトコルがプロトコルを呼ぶ7.0m
  8. 2021すべてがトークンになるクリプトが文化へ8.0m
  9. 2022メカニズムの破綻再帰性が逆回転する8.0m
  10. 2022連鎖する伝染エクスポージャーが債務超過になる8.0m
  11. 2023再建インフラへ戻る8.0m
  12. 2024機関投資家の参入クリプト市場から金融資産へ8.0m
  13. 2025–2026クリプトが金融インフラになる資産クラスから決済レールへ7.3m